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真宗大谷派(東本願寺)女性室 あいあうNET


女性住職の集い 報告記事




2017年度 第7回 2018年3月7日(水)〜8日(木)開催


日 時 2018年3月7日(水)13時〜8日(木)11時30分
会 場 しんらん交流館
テーマ 点から線への出会いを! 
〜日ごろの悩み、話せないこと、ざっくばらんに語りあいませんか〜
主 催 解放運動推進本部 女性室




 2018年3月7日〜8日の2日間、しんらん交流館を会場に「第7回女性住職の集い」が開催され、全国から15名の女性住職・住職代務者が参加しました。

 1991年に女性に住職の道が開かれ、2010年より7回目を迎えるこの集いは、現場で経験した課題を共有し、それぞれの思いを語り合う場となっています。開会にあたり、寺田解放運動推進本部事務部長は「昨年末の時点で女性住職は176名と数で言えば圧倒的な少数である。ざっくばらんに語り合う場という趣旨の集いにおいて、それぞれのご苦労や思いを伝えしてほしい」と挨拶しました。

 はじめに、中川和子女性室スタッフから、「なぜ女性住職の集いを開催し続けるのか―その願いについて―」とする発題がありました。中川スタッフは寺の一人娘として跡継ぎの重圧の下に育ち、住職を継承した後も、男性住職と同様になろうと努力をしました。一方で、家庭や社会では旧来の女性の役割を求められるという二重の負担に苦しんだといいます。男性中心的構造の中へ女性が入っていくことの困難さを、過去六回の参加者の声を紹介しながら語りました。一人ひとりのためにこういう場が用意されることが画期的であり、「各自の課題は違っていても、同じ「問い」を抱える「当事者」として一緒に考えていきたいと結びました。

 引き続き、しんらん交流館一階交流ギャラリーで開催している「あいさん・あうさんのアイアウすごろく展」を見学した後、班別座談で活発な意見を交わしました。2日目の全体協議会では、社会状況が激しく変化する中で、寺院運営・門徒との関係などの課題に、女性ならではの視点や発想で取り組む具体的な事例が語られ、情報交換の場となりました。過疎や門徒の減少という現実的問題の中で、女性は法務、男性が就労という寺族が増えるのではという予想や、住職と坊守会の役職を兼務せざるを得ない例も多く、今後の課題となってくるのではないかという意見が出ました。

 参加者からは、「それぞれの場で頑張っている方々との出会いは、刺激があった。一人じゃないということがわかり、ありがたい」「女性住職の集いに出た意見を集約し、記録に残してほしい」といった声が寄せられました。