男女両性で形づくる教団をめざす協議会
開催要項 2025年1月29日(水)
女性室では、開設以来、男女両性で形づくる教団を願い、宗門内外に向けてその活動を広く公開し、課題を共有するために、各教区で女性室公開講座を実施してきました。
依然として宗門内に意識の差があることや、教区において性差別の課題に継続して取り組むことの難しさがあるとの声が女性室に寄せられる一方、創意工夫した取り組みを継続している教区もあります。
そこで、教区におけるさらなる性差別問題への意識啓発の取り組みを願い、教区間の情報交換や課題の共有を促進する場として「男女両性で形づくる教団をめざす協議会」を開催します。各教区においてどう取り組んでいけるのか、ともに考えましょう。
日時 2025年1月29日(水)13時30分~17時
場所 しんらん交流館
対象 出席者は教区に依頼
主催 真宗大谷派 解放運動推進本部女性室(075-371-9247)
報告記事
2024年度開催記事 2025年1月29日開催
1月29日、「男女両性で形づくる教団をめざす協議会」(以下、協議会)がしんらん交流館大谷ホールにおいて開催、今年度は西日本7教区(岐阜高山、大垣、名古屋、京都、大阪、四国、九州)の代表者が出席しました。協議会では女性室スタッフから女性室の活動について説明したのち、事前に提出された各教区において男女平等参画の実現に向けてどのような活動をし、その中でどのような課題を抱えているのか、また課題をふまえて実施している事業や取り組み継続の工夫、組織体としての課題・問題点について取りまとめた「報告書」について説明、その後班別協議と全体協議会を行いました。
教区改編によって教区の範囲が広がった教区では、1ヵ所に集まることが難しくなる中で活動の継続を図るために、スタッフが教区内を巡回して学習会を行っていることや、また教化委員の選任数を男女同数としている教区など、男女平等参画の実現に向けたそれぞれの取り組みの工夫を共有しました。
また、女性室への意見として、多様な性への理解が求められている社会にあって、「男女両性」と付く協議会の名称を変更するべきではということや、また教区からの要望や意見を宗派全体につないでほしいという意見が挙がった。女性室では、今回聞き取った教区からの声をしっかり受け止め、引き続きあらゆる人が平等に参画できる教団の実現に向けた歩みにつなげていくことを確認しました。