女性住職の集い

開催要項 第10回 2021年3月2日(火)

 女性に住職就任の道が開かれたのは1991年のことです。女性の住職の人数は少しずつ増え、2020年10月末日現在、190人になっています。しかし全体から見れば2.6%にすぎません。
女性住職の集いは、日々の生活や法務の中で女性たちが直面している課題を共有し、語り合う場として開かれてきました。昨年度は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、やむを得ず中止とさせていただきました。今年度は10回目という節目の集いを、感染状況に関わりなく開きたいという願いから、Zoomアプリを使ったオンラインでの実施といたします。今まで法務、子育てや介護などの事情、その他様々な理由から参加を諦めていた方にも参加しやすい集いであると考えます。
コロナ禍にあって社会全体が困難に直面しているこの時期にこそ、住職として抱えている問題や、困りごとを参加者各自で持ち寄り、ざっくばらんに話し合いたいと思います。新しい出会いが点から線へ、線から面へ広がることを願って開催いたします。

日時 2021年3月5日(火)13時30分~17時

場所 Zoom(しんらん交流館)

テーマ 点から線への出会いを! ~日ごろの悩み、話せないこと、ざっくばらんに語り合いませんか~

主催 真宗大谷派 解放運動推進本部女性室(075-371-9247)

詳細 開催要項はコチラ(PDF)

 

報告記事

2018年度開催記事 第8回 2019年3月12日(火)~13日(水)開催

テーマ 点から線への出会いを! ~日ごろの悩み、話せないこと、ざっくばらんに語り合いませんか~

 3月12日〜13日の2日間、しんらん交流館を会場に「第8回女性住職の集い」が開催され、全国から17人の女性住職・住職代務者が参加しました。

 1991年に女性住職の道が開かれ、2019年2月末現在、182名の女性が住職、76名が代務者に就任しています。法務や生活の現場での課題を共有し語り合う場として開かれるこの集いは、初回の2010年から回数を重ねて8回目となりました。

 はじめに、参加者2名より発題がありました。まず長谷川真由美さん(東京教区光照寺住職)は、住職を継承した経緯をはじめ、東日本大震災や近隣地域であった大規模な水害を経て「お寺に住んでいる者は何ができるのか、何をしていくのか、その中でご門徒さんとどう関わっていくのか」など、災害とそれに呼応したボランティア活動が寺院における生活の柱になっていることをお話しいただきました。次に市岡ひろみさん(京都教区光雲寺住職代務者)からは、寺院での活動を中心に、カルト宗教の問題が身近にあることなどをお話しいただきました。 

引き続き、しんらん交流館1階交流ギャラリーで開催中の「いろいろな性を生きる展」を見学し、その後の班別座談では各自の課題について語り合いました。

 2日目の全体協議会では、介護・育児と法務との両立や経済的な問題を中心に、それぞれの寺院で抱える切実な課題が声にされ、活発な意見交換が行われました。

 参加者からは、「女性の声でのお勤めが合わせやすくて衝撃を受けた」「宗門興隆のためにも、女性が気がついたことを大きな声で言える場所が必要」「一人ひとりの伝えようとしていることを丁寧に記録・公開することの大切さを思った」といった声が寄せられました。

2017年度開催記事 第7回 2018年3月7日(水)~8日(木)開催

テーマ 点から線への出会いを! ~日ごろの悩み、話せないこと、ざっくばらんに語り合いませんか~

 2018年3月7日~8日の2日間、しんらん交流館を会場に「第7回女性住職の集い」が開催され、全国から15名の女性住職・住職代務者が参加しました。

 1991年に女性に住職の道が開かれ、2010年より7回目を迎えるこの集いは、現場で経験した課題を共有し、それぞれの思いを語り合う場となっています。開会にあたり、寺田解放運動推進本部事務部長は「昨年末の時点で女性住職は176名と数で言えば圧倒的な少数である。ざっくばらんに語り合う場という趣旨の集いにおいて、それぞれのご苦労や思いを伝えしてほしい」と挨拶しました。

 はじめに、中川和子女性室スタッフから、「なぜ女性住職の集いを開催し続けるのか―その願いについて―」とする発題がありました。中川スタッフは寺の一人娘として跡継ぎの重圧の下に育ち、住職を継承した後も、男性住職と同様になろうと努力をしました。一方で、家庭や社会では旧来の女性の役割を求められるという二重の負担に苦しんだといいます。男性中心的構造の中へ女性が入っていくことの困難さを、過去六回の参加者の声を紹介しながら語りました。一人ひとりのためにこういう場が用意されることが画期的であり、「各自の課題は違っていても、同じ「問い」を抱える「当事者」として一緒に考えていきたいと結びました。

 引き続き、しんらん交流館一階交流ギャラリーで開催している「あいさん・あうさんのアイアウすごろく展」を見学した後、班別座談で活発な意見を交わしました。2日目の全体協議会では、社会状況が激しく変化する中で、寺院運営・門徒との関係などの課題に、女性ならではの視点や発想で取り組む具体的な事例が語られ、情報交換の場となりました。過疎や門徒の減少という現実的問題の中で、女性は法務、男性が就労という寺族が増えるのではという予想や、住職と坊守会の役職を兼務せざるを得ない例も多く、今後の課題となってくるのではないかという意見が出ました。

 参加者からは、「それぞれの場で頑張っている方々との出会いは、刺激があった。一人じゃないということがわかり、ありがたい」「女性住職の集いに出た意見を集約し、記録に残してほしい」といった声が寄せられました。